診断を受けた感想
ADHDの診断を受ける前、あれこれと心配をしていました。
私は長い間かけて受容してきたつもりだけど、改めて病名がついてショックを受けないか。
ショックを受けてまた鬱へ逆戻りするのは怖い。
自分から見る世界が変わっちゃうのかな。
つい昨日、ADHDであるという結果を知りましたが、実際知ってみたところ、やはりそうだったかとほっとした自分がいました。
落ち込みもせず気持ちも穏やかで食欲も減りませんでした。
自分を信頼できているんだなぁ受容できているんだなぁとうれしくなり、長い間のたうちまわっていたことが無駄にはならなかったな、自信もつきました。
でも興奮もしているので調子に乗って暴走したくないなぁと深呼吸。暴走はやっぱり怖いままです。
以前この本を読みました。双極性障害を疑って購入した本です。
- 作者: 水島広子
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2010/07/09
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さて、その中でキューブラー・ロスの死の受容について書かれていました。
双極性障害を受け入れること=健康な自己の喪失を受け入れる
ということでした。受容のプロセスとは
- 否認・隔離:自分が死ぬということは嘘ではないのかと疑う。
- 怒り:なぜ自分が死ななければならないのかという怒りを周囲に向ける。
- 取引:なんとか死なずにすむように取引をしようと試みる。何かにすがろうという状態。
- 抑うつ:なにもできなくなる。
- 受容:最終的に自分が死に行くことを受け入れる。
私自身、死がせまってきて上記のように受容できるかは自信はありません。
でも、自分のADHDに関してはだいたいプロセスを通って受容ができていることを確認できました。
私の場合
- 否認・隔離:自分でADHDを疑っていたのでここはパス
- 怒り:今まで辛かったことが性格や気合の問題で咎められてたことを思い出して怒る(今思うと自分を守るための逆ギレの側面も強いかも...)
- 取引:薬を飲んですぐにでも楽になりたい、ADHDの本を貪り読んで楽になりたいと思っていた(結局病院が見つからず心が折れる)
- 抑うつ:いろいろつらかったなぁ...
- 受容:今ここ <= Now !
受容できて気持ちは楽になりましたが、その一方で他の人が「障害」という言葉にナーバスになることに対して鈍くなっているとも痛感します。
きょうはここまで。